「至急、今すぐに!」   私たちが普段いたるところでたびたび耳にする言葉です。

 

現代社会では、何でも迅速で最新であることが求められていると感じます。例えばニュースなどの情報や知識、娯楽そして私たちに身近な食べ物でさえも、です。

ですから、このような現代社会に対応できるよう、すべての学習方法は簡単で素早く習得できる方法であるべきです。

学習にもいろいろありますが、こちらは英語教室ですから英語の習得についてお話したいと思います。

私たちのレッスンでは、歌や体を動かすアクティビティなど、以前から有効だとされている方法はもちろん、いかに生徒さんの興味を惹きつけることができるかを重視し、常に新しい方法も取り入れています。

お子様に音楽、スポーツ、楽器など様々な経験をさせるために、大切なお金や時間を投資なさっていることと思います。

何ヶ月か経ったときにその投資結果が見えないとなると、不安に感じられることもあるのではないでしょうか?

私はそろばんやピアノ、バイオリンの上達までにどのくらいの時間を要するのかについては全くの素人でお伝えすることはできませんが、英語を習得するまでにどのくらいの時間が必要かについてこれからお話したいと思います。

1983年に発行されたStephen KrashenとTracy Terellの「第二言語取得のための自然なアプローチ」という本によると、学習を始めて7年までの間の学習プロセスは5段階に分かれていると書かれています。その内容は以下の通りです。

Preproduction (準備段階)  学習開始から6ヶ月
  • ごくわずかの理解力がある言葉は話せない
  • はい、いいえとうなづく
  • 指差しする

 

Early Production (成果がではじめる段階)   6ヶ月から1年
  • 多少の理解力がある一言、二言言葉をしゃべる
  • よく使う言葉がわかり始める

 

Speech Emergence (発話能力の開始段階)  1年から3年
  • 理解力があるシンプルな文が作れる
  • 文法と発音を間違える
  • ほかの人にはよくわからないジョークを言う

 

Intermediate Fluency  (中級レベルの会話力)  3年から5年
  • 十分な理解力がある文法の間違いが減っていく

 

Advanced Fluency  (高度な言語能力を持つ段階) 5年から7年
  • ネイティブレベルのコミュニケーションりょくがついている

上記をご覧いただくと、それぞれの段階には年単位の時間を要することがおわかりになると思います。

言語学習者にとって到達したいレベルは第4番目のIntermediate Fluencyでしょう。

このレベルにある学習者は、十分な理解力を持ち、ほとんどのことを自由に表現することができます。いくつか文法の間違いをするくらいです。

また、このレベルは、英語を指導している立場の私たちにとっても自信を持って学習者がバイリンガルだと言える状態です。外国語を使って自分自身を表現でき、話しかけられた内容も間違いなく理解できる、このようなレベルまで到達するには、著者のKrashenとTerellによりますと3年から多くは5年という長い期間が必要であると言われています。

 

せっかく英語を習っているのですから、スピーチコンテストで全国優勝するなどのめざましい結果を出したり、海外旅行の際に通訳をしてほしいなど、保護者の皆様はいろいろとご期待なさっていることと思います。

ちょっと考えていただきたいのですが、上記の5つの段階に要する期間は毎日学習時間を持っていることを前提として設定されています。

 

ディーツイングリッシュに通ってくださっている生徒さんの多くは1週間に1時間ないし2時間、英語の環境に身を置き学習なさっています。それはもちろん効果がありますが、残りの124または125時間は英語以外のことでお忙しくなさっているのではないでしょうか?

学んだ内容をしっかりと身につけるためには、レッスン以外の時間にご自宅などでもいろいろな方法で英語に触れることが大切です。繰り返し復習し、得た知識を失わないよう、またより確実に定着させることが大切です。いくら一生懸命に勉強したことでも、その後の復習がなければどうしても忘れていってしまうのが自然なことです。(こちらについては次号で詳しくお話したいと思っています。)

 

さて、学習したことを忘れないようにするにはどうしたらよいのでしょう?

お子様も保護者の皆様も毎日いろいろとしなければいけないことが多く、お忙しいことと思います。

方法はそれほど難しくはありません。

お子様が年齢やそのときの状況に合ったスピードで効果的に英語を学べるような、毎日の生活リズム作りの手助けをしてあげることがとても大切だと考えています。

具体的には毎週の宿題への取り組みを確実にしていただくことです。

当たり前すぎると思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、実はとても大切なことなのです。

 

学校の勉強、クラブ活動、その他の課外活動で皆様本当にお忙しくなさっていることと思います。なかなか教室で学ぶ以外に自主的に英語のトレーニング時間を持つことは難しいかもしれませんが、レッスンの時間以外に英語に触れることがとても大切なのです。

週に何度かそういった時間を取ってみてください。必ず上達を感じられますし、その積み重ねがお子様をバイリンガルへと導いていくのです。

 

自分自身のことですが、約10年前に来日した当初は、本当に日本語を一言も話すことができませんでした。

覚えた言葉といえば、『下さい』『すみません』『ビールひとつ』でした。(笑)

最初の1年間で日本語をマスターするという、とてつもない目標を立て、毎晩仕事が終わってから少なくとも2時間は日本語の勉強をしていました。そのような努力を3年続けても不自由なくすらすらと話せるているようには感じられませんでした。

私とは違ってお子様達は若さという強み、柔軟な知性をお持ちですので、言語習得に関して大変有利なのです。このような人生のうちの大変貴重な限られた時期に、時間と労力を惜しみなく費やしていただきたいと思います。

 

毎週の宿題は、教室に来てから慌ててするのではなく、ご自宅で落ち着いて取り組んできていただきますようにぜひ、お願いいたします。CDリスニングの宿題はお忙しいとは思いますが、車の中や、朝食や夕食を摂りながら、または寝る前のスキマ時間などを利用してなど、どんなときでも結構ですので毎日取り組んでいただきたいと思います。

宿題をやってこなかった生徒さんがよく口にされます。「時間がなかった。」

本当にそうでしょうか?1週間のうち、将来の成功のために費やす時間が本当に1分もなかったのでしょうか?日々の努力がバイリンガルへの道を、より早く簡単にしてくれると思います。

 

家庭での学習の大切さについては、ご理解いただけたと思いますが、よりお子様にとって英語で過ごす環境を増やしたいと考えられた方がいらっしゃいましたらどうぞ私たちに声をおかけください。

ディーツイングリッシュでは、週1回のクラス以外にも、いろいろなクラスをご用意しております。

週1回お通いの時と比べ、上達の早さをぐんぐん感じていただけると思います。

現在、週3回通われている生徒さんがいらっしゃいますが、小学1年生で英検4級に合格され、2年生の今、英検3級に十分合格できる力をお持ちです。満点での合格を目指しさらに努力なさっています。

英語のレッスンとなると費用についてもご心配なさるかもしれませんので金額について一言付け加えますと、追加クラスは通常クラスの半分以下の価格設定をしておりますので、安心して始めていただけると思います。

 

もし、レッスンの回数を増やすということではなく、ご自宅でお子様の英語に触れられる時間を増やしたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、良質の書籍やDVDその他の教材を活用するという方法もあります。

ぜひ私どもに声をかけていただきたいと思います。

お子様が英語を使って自信を持って活躍されるようになることが私たちにとっても心からの喜びです。

 

長い文章でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

努力を惜しまなければ、自分の能力に限界はありません。 Be More!

 

ディーツイングリッシュ代表   ショーン・ディーツ